昔から横浜中華街が大好きです。通い詰めてかれこれ20年以上?(何歳かバレる!)
いろんな中華食材を買ってはいたけど、ちょっと怪しげな瓶詰に手を伸ばすことはなかったのですが・・・
発酵の勉強をし出してずっと気になっていた「腐乳」
日本語では「フニュウ」、中国語では「フゥルゥ」
台湾食材のお店で見つけた「黄日香の辣腐乳」の瓶。お店の台湾人らしきお兄さんに恐る恐る聞いてみる。・・・あのぉ、これ、どんな味ですか?
お兄さんはちょっと考えて、「臭豆腐の油で揚げてないやつです」・・・え?そうなの?私、臭豆腐食べれないんですけどぉ・・・「多分大丈夫、試してみてください」って笑顔で言われたからにはもう、じゃあ試してみます!と無意識に口から言葉が出てしまっていたのでした。
まぁ、物は試しだ、660円なら挑戦してみよう!と帰宅。
そしてまず、蓋を開け、ひと塊をスプーンで取り出す。そのうちの小さな小さなひと塊をすくって舐めてみた。(ビビりすぎじゃ!)・・・ん?めっちゃうまい!全然臭くない、濃厚なチーズのようなねっとりした食感と深みのある塩気の何か。何かはわからん、うま味が凝縮された何か。(語彙力がぁ)
ちょうど飲んでいた日本酒にバッチリ!でもご飯にも乗せてもお肉の付け合わせにもいいんじゃないか?と思って調べてみました。
「腐乳」
毎回入力する時、腐る乳と入れるのがちょっとねぇ・・・
豆腐に麹を漬け、塩水の中で発酵させた発酵豆腐。硬めの豆腐の表面に麴菌を繁殖させ、濃度約20%の塩水に漬けて麹を落とした後、甕に入れて発酵・熟成させる。
独特のにおいと酸味が調和したコクのある味が特徴で、そのまま食べるほか粥に入れて食べるのが一般的。
うんうん、確かに!お粥に入れたい。
でも面倒くさがりなのでお粥は作らず、翌日の朝食に炊きたての白い白米に(頭痛が痛いみたいな)ひと塊と汁を乗せ、納豆といただいてみたら・・・なんということでしょう!ってあのBGM付けたいくらい生まれ変わるようなインパクト!シンプルに美味しい。そして「辣」だけにピリ辛でご飯がすすむすすむ。
これね、いろんな料理にアレンジできます。中華でも和食でも。中華街のお兄さん、私の背中をドンっと押してくれてありがとう!
ちょっと楽しみ。どんな展開になるのか。
と、思いつつまた私はそのままリッツに乗せて食べるのでした。